外界とのコミュニケーション
先日息子が4か月になりました。
寝るのが苦手なのは相変わらずですが、寝る場所や寝かしつけ方を試行錯誤したことも功を奏したのか、夜はずいぶんと長く寝てくれるようになりました。
首もほぼ据わり、呼びかけに声を出して笑うなどの反応も見せるようになるなど、目に見えて感じられる成長が楽しい日々です。
夫婦そろって育休中ですが、ほぼ常に3人一緒にいます。
もちろん、僕か妻のどちらかが用事で一人で出かけるとか、どちらかは家に残りもう一人と息子が散歩に出かけるというようなこともあるのですが、基本的には3人一緒。
息子はもちろんまだ会話ができませんから、まともな会話をする相手はほぼ妻のみ。
これに時々会うお互いの両親や、息子の顔を見に来てくれる妻や僕の友人などと会話する機会が時折訪れる、という状況です。
外に出かけることも、今までは寒かったこともあり散歩らしい散歩はなかなかできず、買い物と散歩と食事を兼ねて3人でショッピングモールに出かけるということがメインでした。
あまり外の世界と触れない時間が続くと、なんか自分が社会性を失っていくような気がするんですね。社会から隔絶されているような。あるいは脳がそういう機能を忘れていくような。
最近では息子の寝かしつけのためにテレビもあまり見なくなりましたし、携帯でゆっくりニュースサイトを見るような余裕もなかなかない。
毎日仕事をしていたころは対面や電話、メールでいろんな人とコミュニケーションを取っていたしドキュメントを作るようなアウトプットの作業もあったわけで、そういった刺激を脳が受けなくなっているからなのかな、とも思います。
だからなるべく外に出て、そういう機会を作っていかないといけないなと感じています。
そしてもう一つ。
先日、僕の友人カップルが2組4人で息子に会いに来てくれました。
1組は既婚でまもなく第一子が誕生予定、もう1組は同棲するもまだ結婚には至っていないカップルですが、みんな家族ぐるみで付き合っている気の置けない仲間です。
そんな子育てをまだ経験していない彼ら彼女らに対して、僕たち夫婦はいかに子育てが大変かを滔々と語っていました。
「夜は授乳と寝かしつけの繰り返しでまともに寝れやしない」
「泣かれても理由が分からず困る」
「寝かせたと思っても5分で目が覚めてしまい、最初からやり直し」
「とにかく抱っこは腰や肩がきつい」
「こんなに子育てが大変だなんて誰も教えてくれなかった、事前にわかっていたらまだ心の準備ができたのに」
・・・
とにかく愚痴です。これから出産を控えるカップルに対しては「これが実情なんだよ、自分たちは何も知らずに突入したけどあらかじめ知っておいたほうがいいよ」という気持ちもあったとは思いますが。
彼らが帰ってから少し反省しました。
付き合いも長く気心も知れている関係ですから、大変だけどかんばっているな、と温かく受け止めてくれてるとは思いますが、かわいい赤ちゃんや幸せな家族を見に来てくれたのに愚痴をたくさん聞かせてしまった。もちろん明るい話もたくさんしていますけどね。出産を控える二人にとっては、子育てにネガティブなイメージを持たせてしまってはいないだろうかと不安になります。
とはいえ、自分たちは吐き出すことを必要としているのかもしれません。
誰かに悩みや大変さを聞いてほしい、と。
夫が仕事をして妻が育児をしていれば妻は夫に吐き出すのでしょうが、我が家は二人で育休を取っているので吐き出す相手にならないのかもしれません。もちろん私たち夫婦の間で育児や家事の相談はリアルタイムでしていますが、自分(たち)が直面していることを第三者に聞いてほしい、という欲求を知らず取らずの間に抱いていたようです。