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育児なめてました

先日息子が3か月になりました。おかげさまですくすく育っています。

そして育休に突入してもうすぐ2か月。(正式な育休は2/1からですがややこしいのでその前の有休期間も含めてカウントしてます。)

 

実際に直面するまで、育児って何をすることかほぼ何も知らなかった。

まあまだ育児というより「赤ちゃんの世話」というほうがしっくりきますが。

おむつを替えるとか、ミルクをあげるとか、散歩するぐらいしか認識がなかったのですが、始まってみると

・ウンチをしたらお尻を拭く

・そもそもおむつは一日に十何回も替える

・ミルクは熱湯で溶かす(つまり都度お湯を沸かすことが必要)

・哺乳瓶は都度消毒が必要

・よく泣く、泣きの原因がわからないこともしばしば

・寝ない、寝ついたと思っても5分で起きることも

・夜中も1-2時間おきに起きる

というようなことを初めて知りました。これは大変。うちは妻と僕の二人で世話しているのでまだ楽なほうなのでしょうが、これが片方だけだと本当に大変だねとよく夫婦で話しています。

育休が始まってから知った記事ですが、育児の大変さがすごくリアルによくわかるので、特に男性の方とこれから子供を持ちたいと考えている女性は必読だと思います。

30sman.com

 

 

で、うちの子の場合、特に大変なのがとにかく「寝ない」ということ。

赤ちゃんはおなかいっぱいになるとすぐ寝るとか、平均16時間ぐらい寝るとか言いますが、うちの子はせいぜい11-12時間ぐらい。

本人の発育のためはもちろん、自分たちの食事とか、皿洗いとか、洗濯とか、睡眠とかは子どもが寝てくれないとなかなかしづらいのでこちらとしてはなるべく寝てくれるのが助かるのですが、まあ寝ない。

抱っこして歩き回ったりゆらゆらしているとようやくウトウトしてはくれますが、ベッドに置いたとたんパチッと目を覚ます。(これはよくあることで「背中スイッチ」などと俗に言うそう。)

なんとかスムーズにベッドに置けても数分で目を覚ますこともあり、最初からやり直し~なんてことも日常茶飯事。

夜中もこれが1-2時間おきにやってくるので、こちらはまともに寝れません。

夫婦で日替わりで夜中の世話を交代したり、夜中の3時を目安に交代したりと、少しでもまとまって寝られるよう工夫したりはしています。

 

とにかく、大変なことがいっぱい。

一人だったら自分の食事どころか下手したらトイレもままなりません。

こういった観点から、二人で世話をしているというのは親の負荷軽減という意味でも大きな意味があるし、親が子供にストレスの少ない状態で接することができるというのもメリットなのだとも思います。

 

逆に、父親が帰るのが毎日遅かったり、単身赴任や海外出張で不在がちだったり、自身の親も遠くて頼れなかったり、そもそもシングルマザーやシングルファザーだったり、という家庭は本当に大変だと思います。

そのあたりを安価にサポートする公的サービスがあればなあとも思いますが、なかなか整っていないですね。

 

自分も産前にもっと知っておけば、できる準備もあったかなと思います。

なぜ男性の育休取得が進まないのか

んー、なぜでしょう。

 

そもそも男性が育休を取りたくない、取るべきではないという意見もあるでしょうが、「取りたいけど取れない」ということがあるとすればそれは問題ではないかと思います。

 

男性の育児休業に関する調査 仕事がらみで取らない人が約8割 - ライブドアニュース

によると、男性が「子どもができても育児休業を取らない理由」として挙げられているのが、多い順に

・職場で仕事を代わってくれる人がいないから

・給料に響くから

・職場の男性で育児休業を取っている人がいないから

・出世に響くから

・職場の上司が許してくれないと思うから

だそうです。

 

確かに、自分はタイミングよく仕事の落ち着いている時期と出産が重なったのですが、半年ずれていれば出産直後に育休を取るのはさすがに無理だったでしょう。それでも年度の切り替わり等に合わせれば不可能ではなかったと思います。

 

収入面では、確かに育休中は減ります。ただし社会保険料がかからないのと、給付金は給与ではないので所得税や住民税の対象にならないことから、実際には多少負荷は軽減されます。とは言っても減るのは事実ですから、配偶者がもともと専業主婦の場合などは影響が小さくないと思います。政策的には給付率をさらに上げるというのが一つの手段でしょう。男性の育児参加により女性の職場復帰を促進したり出生数を増やすということで労働力の確保や少子高齢化に歯止めをかける、という政策目標があるのであれば。

 

・職場の男性で育児休業を取っている人がいないから

・職場の上司が許してくれないと思うから

このあたりは意識を変えていくとしか言いようがないのかなとも思います。育休を取りたいのであれば、まわりが快く送り出してあげられるような環境が望ましいなと思います。

もちろん、人手が減るということは事実ですから、より業務を効率化する、在宅勤務等新しい働き方を取り入れる、といったことが必要なのでしょう。産休や育休に限らず、親の介護や就労者自身の病気など、急に仕事から離脱しなければならなくなった時に組織としてどう対応するのかが今後ますます大事になっていく気がします。

 

出世に響くから。そうなんでしょうか。育休を取ると出世できないのですか。もちろん育休中は仕事をしていないという観点では組織に貢献していないのは事実ですから、その期間の考課や勤務評定といったものはゼロでしかるべきだと思います。ただし、育休取得やその後も含めた育児体験によって自身の業務効率化が図られる、といったキャリア上のメリットもあるようですし、おそらく他の出産や育児を抱えるメンバーへの接し方も豊かになるということもあるでしょうから、育休を取ったということがその人のその後の仕事ぶりに与えるメリットも少なくないはずです。そういったところは育休取得経験者が成果を見せていくことで、組織全体の意識を変えていくという流れも必要なのかもしれません。

 

男性が育休を取るにあたっては、制度があるということは大前提として、上司や職場の理解が不可欠でしょう。単に権利だからといって享受するだけではなくまた育児と仕事を完全に切り離すのでもなく、育休を取ったことをその後の仕事にも活かしていかなくてはいけないと思うのです。

課長、わたし育休を数か月取りたいんですが!

育休をどのぐらいの期間取るか。

実はあまり悩みませんでした。

 

前回の記事で書いた妻の職場の子育て中の男性職員の人が、

「育休取得は子供と接する時間が持てるっていうことももちろんメリットだけど、まとまった期間仕事から離れられるというのもなかなかないことだから」

と言ってたよ、と妻が言います。

 

ああ確かに。

 

自分は4年前に転職をしました。新卒で就職した民間企業に8年弱勤めましたが、思うところあって地方公務員になりました。前職は1月中に退職し、役所への入庁は4月1日だったので2か月強無職の期間がありました。

その時はここぞとばかりに旅行ばかりしていて、とても充実していました。

社会人になってしまうとそれだけ長期に渡って休めることはないので、それまでのことを振り返ったり、新しい仕事のことに思いを馳せたり、いい機会でした。

 

ですから、育休もどうせ取るなら数日や数週間のスパンではなく、数か月取りたい。

 

現在の自分の職場はイベントを多く抱えている部署なのですが、それが秋に固まっていることから、冬から初夏ぐらいまでは比較的部署全体の業務量に余裕があり、育休を取ってもさほど影響は出にくいのではないか、と考えました。

出産予定日が12月15日でしたが、仕事では11月末に年間最大のイベントを抱えており、終了後も残務処理が多少あることから、

・12月(出産前後)は有休や出産立ち合いの休暇等を活用しながらやりくりすること

・1月にかけて残務の引継ぎを行う

ということで有休消化も含めて1月後半から休みに入り、次年度部署の仕事が本格的に忙しくなる秋口、つまり9月1日に復帰する、という方針を固めました。

純粋な育休の期間は2月1日から8月31日までの7か月間です。

生後9か月ぐらいまでですから、おすわりやハイハイから立つかどうか、あるいは喃語からだんだん言葉を発する手前のレベルぐらいまで、日々の成長をリアルタイムで見られるのかな、ということが楽しみです。

 

ここまで、ほぼ自分(と妻)だけで決めました。9月末か10月前半ぐらいの頃だったと思います。

子供ができることを職場に報告してから、「育休もちょっと考えてみます」などと世間話程度に言ったことはありましたが、上に書いたような具体的なプランは割と短期間で考えたので、特に職場には事前の相談はしていません。

 

ではそれをいつどういう形で上司に相談すべきか、タイミングを計っていました。制度上は育休期間が始まる1か月前までに申請することにはなっていますが、当然組織人事にもかかわることなので直前ではまずい。

しかし、上にも書いたように秋は職場の繁忙期なので、なかなか話すきっかけもつかめませんでした。

そんな中、ある日、上司である課長から係長に来年度の人員体制について人事から調査が来ている、というような話をしているのが聞こえてきました。後で手遅れになってはいけないので、今がチャンスと思い、課長の席に行き

「あのう、年明けから年度をまたいで数か月間育休を取りたいと思っているのですが」

と伝えました。

課長は少し驚いた様子で「奥さんも育休を取るんだよね?夫婦同時に取れるんだっけ?念のため制度を確認しておいて。可能であれば制度で認められていることなのでもちろん了解です。」と言ってくれました。(もちろん制度上夫婦の同時取得は可能で、改めてそれが書かれている人事のマニュアルを示し理解を得ました。)

 

そのやり取りをその時職場にいたメンバーは聞いていたので、課長との話が終わるとみなさん口々に話しかけてきました。

「自分の時はそんな制度なかったからうらやましいなあ。しっかり育児がんばってね。」

「そんなに休めていいなあ。仕事復帰する気なくなっちゃうんじゃないの。」

「今どきのイクメンですね。」

などなど、皆さん好意的でありがたかったです。

 

そして、その後12月になってから具体的な取得スケジュールについて課長・係長と話をし、担当していた業務を誰に引き継ぐか、懸案はどのようなことかを相談しました。

 

たまたま、勤めている役所の首長が、男性職員も積極的に育休が取れるよう、管理職が配慮するなど全庁的に取り組むべし、という通達を4月に出していました。

そういったこともあって職場の理解は得やすかったと思います。

また、もともと男女が均等に仕事をすること、有休等の権利を行使することが当たり前という雰囲気が定着していたことも幸いでした。(このあたりの民間企業と役所の違いなどについては改めて別の視点で書こうと思います。)

 

もちろん、年度途中で課員が一人減ったわけですからいかに繁忙期ではないとはいえ他の方の業務量が増えることになり申し訳ないと思いますし、それが周りからどう思われているかは正直分かりません。

ただ、引き継いでもらう人や関係先に迷惑や負担をかけずスムーズに引き継げるよう、自分の仕事の棚卸しやマニュアルの作成などを精一杯行うことで、せめてその負担を軽減できれば、ということは常に考えていました。

また、育休から復帰した後には、仕事で子供や子育て世帯にかかわったり、職場で子育てをしている他の職員に接する際などに、自分が育児で感じたことを活かして様々な心配りができるようになろう、とも思っています。

 

ともあれ、このような経緯で7か月間の育休を取ることとし、幸い職場の理解もスムーズに得られることとなりました。

 

巷で言われている男性が育休を取得しない、あるいはできない理由として、

・上司の理解が得られない

・収入が減り経済的に難しい

・代替人員がいない

・自身のキャリアに悪影響を及ぼす

というような理由が挙げられるようですが、このあたりのことについて自分がどう考えているかについては次回書いてみようと思います。

きっかけは妻のひとこと

2016年4月、妻が妊娠したことが分かりました。

予定日は12月15日。

 

結婚してからそれまで9年、夫婦二人の生活でした。

20代の時は「当分二人だけの暮らしを満喫しよう」と思っていました。

30代になってそろそろ子供もとなってみると、やはり年齢が進むとできにくくなるんだなあということを実感させられました。とは言っても大金をかけて不妊治療をするという選択肢もなく、「自然に任せて、それでもできなかったらその時は二人で気ままに生きていけばいいよね」と夫婦で話していました。

 

そんな矢先のことでしたから、本当にびっくりした。そして嬉しかった。

 

とはいえ、子供ができるとはどういうことなのか、全然わかっていませんでした。(最近まで、いや最近でも結局はよくわかっていないのかもしれない)

ただ嬉しいな、子供ができたらどこに連れて行こう、どんな遊びをしよう、ぐらいのことしか考えていませんでした。あとはクルマ買い換えないといけないなー、ついに俺もミニバンユーザーかあ、とか。

 

けれど、時が進むにつれ、妻のつわりがひどくなったり落ち着いて安定期に入ったり、エコーの画像から推測される赤ちゃんの大きさがどんどん大きくなっていったり、確実に妊娠のステップが進んでいることを実感していました。

 

そんな中で、妻の産休と育休のことをまず考えました。

妻は有休消化も含めて10月初めから休みに入り、子供が1歳4か月になる2018年4月に育休を終え復帰することにしました。(ちなみに里帰り出産はしないことに)

いわゆる待機児童問題の状況下で、1歳児より0歳児のほうがいくぶん入りやすいということはわかっていて当初は2017年4月に生後4か月で保育園に入れて仕事に復帰という案もあったのですが、さすがにその月齢で保育園に入れることは忍びなくまた妻にとっても負担だろうということで1年遅らせることにしました。保育園のことはその間にゆっくり考えていこうと。

(ちなみに僕も妻も地方公務員です。いわゆる「役所」です。)

 

自分については、出産の立ち合いはしたいな、出産前後数日はそれも含めて休み取ろうかな、程度のことしか考えていなかったのですが、

妻:あなたも育休取れば?

僕:ああいいね取ろうかな。(軽いノリ)

妻:職場の○○さん(僕も知ってる男性職員)が二人目の時は絶対取ってやる、って言ってたよ。

僕:ちょっと調べてみようかな。

というようなやり取りがきっかけで、僕も育休を取ることを考え始めました。

 

男性の育休について、制度があるということ以外に何も知らなかったのですが改めて調べると

・給与の約三分の二が支給される。(正確には無給だけれど、給付金が給与の約三分の二出るということ。期間が6か月を超えると二分の一)

・期間は最長1年半

・妻が育休を取っていても夫が同時期に取ることも可能(夫婦で時期をずらすことも可能)

というようなことが分かってきました。

 

ちょうど仕事でヘビーな案件を抱えていたこともありましたし、育児は両親でするものだろうし父親の育児参加は子供の発育や親子の絆にプラスだというようなこともどこかで聞きかじっていたので

「仕事に行かなくていいのにけっこうお金もらえる、その間子供の世話をのんびりしていればいい。なんてオイシイ制度なんだ。」

と本気で思いました、その時は。

今となってはなんて軽薄だったんだと思いますが、その時は本当にその程度の感覚だったのです。

 

ともあれ、育休を取る方針を固めました。これが9月ごろの話です。

 

じゃあいつからいつまで取るのか、それを上司にどのように伝えたのかは次回に書きたいと思います。

育休7か月

2か月ほど前、第一子である長男が産まれました。

 

25歳で結婚してから約10年、ずっと夫婦共働きでやってきました。

出産に際して、妻は産休→育休→保育園に預け職場復帰というプロセスを踏むのですが、父である僕も育休を取ることにしました。

 

2017年2月1日から8月31日までの7か月。

実際には1月中旬から有休消化等で休んでいますので、育児のためにまとめて休む期間は7か月半ということになります。

 

たぶん男性としてはかなり長いほう。

 

まだ僕の育休期間は始まったばかりですが、この経験で自分なりに感じたこと考えたことをこれから少しずつ書いていきたいと思います。

 

なぜ育休をこれだけ取ろうとしたのか。

実際に取ってみてどうだったのか。

復帰の時に何を思うのか。

なぜ男性の育休取得が進まないのか。

そもそも育児って何なのか。

 

たぶん子育ての細かいコツやこんなお助けグッズがありますみたいなことは書きません。

それよりも、ワークライフバランスとか組織論とかみたいな観点で書くことが多くなると思います。そのほうが自分の性に合っているので。

 

決して世の男性すべてが自分同様に長期間の育休を取るべきだ、と断言するつもりもないですし、そもそも子供を産む産まないという選択は両方あってしかるべきだと思います。

僕も「子供は作らなくてもいいかな」と思っていた時期もそれなりにありましたし、SNS等で他の人の子育ての様子を見て目を伏せがちになる時期もありました。

子供ができたとしても、育休を取らない、取れない、取りたくないといったお父さんもたくさんいることでしょう。

 

けれど実際に子供が生まれ育休期間に突入した僕がいま思っていることは、シンプルに「子供が生まれたら、父親と母親が一緒に子育てに取り組めばいいんじゃないの」ということです。